家庭用(?)レーザー加工機について(基本編_第1回:購入検討編)

工作・機械

レーザー加工機って、そもそもどんなもの?というのを簡潔に言うと、
「CADなどで作成したデータに従って、レーザーで薄いもの(板・布・革・紙・・・)を焦がしたり切断したりできる機械」である。そもそも購入するかどうかは、(最近はあまりないが)Fab-cafeだのFab-labだのといった、レーザー加工機を使わせてくれるところで検討するとよいかと思う。

うちにある家庭用(?)レーザー加工機は、いわゆる「40WのCO2レーザー」というものを利用したもので、ヤフオクなどで見ると10万円前後で購入できる(他に送料がそこそこかかる(40kgくらいある)他、場合によっては関税などもかかるかもしれない)。これは1W前後のダイオードレーザー(2万円くらいで買える)と違って、そもそものパワーが大きく、加工にかかる時間が短いことが特徴である。また、ダイオードレーザー加工機と違って、無色透明のアクリルを切断できる点も大きな利点である(ダイオードレーザーは黒いアクリルのみ切れるが、何度も同じ線を加工するなどの手間がかかるらしい)。

以下に、機械の全体像を示す。レーザー加工機は、IKEAのL字テーブル(クソでかい)に乗せているが、本体と冷却水を入れるバケツ、排気ガスを通すダクトでテーブルがいっぱいになってしまうレベルである。なお我が家では、排気ガスは換気扇を通じて室外に送り出しているが、ここのところをちゃんと処理しないと部屋の中が大変なことになる(臭いし、煙でモクモクになってしまう)。よって、CO2レーザー加工機の購入を検討している人は、排気をどうするのか、どのような台に乗せるのか、というのをよく考えてから購入する必要がある。また、機械が非常に重く(40kg)大きい(1mくらいある)ため、成人男性であっても一人で運ぶのは無謀である(引っ越し業者のお兄さんは一人で運んでいたが)。購入して届く日には、誰かしら助けてくれる人をあらかじめ準備しないと大変なことになる。

レーザー加工機の全体像

以下に、レーザー加工機が届いた時の写真を示す。このように、クソでかい機械が、木材の箱で梱包されて届くので、箱の向きを変えないと玄関のドアから入らない可能性がある点に留意するべきである。また、木の箱を開けるには、バールのようなものが必要(ダイソーなどで売っているものでもOK)である。そして開けた後の箱を捨てる方法・箱を置いておく場所をよく検討する必要がある。

レーザー加工機が届いた時の荷姿。


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