GUNDAM VIRTUAL MODELER PRO for Macintoshのデータサルベージ

GUNDAM VIRTUAL MODELER PRO for Macintoshとは?

詳細は下記のリンク先などを参照してほしいが、何分古いものなので調べてみても概要が一発で分かるくらいにまとまったページが見つからなかった(自分自身の記憶も怪しい)。
www.asahi-net.or.jp/~au4y-tki/gvm/index.html

本記事を読むにあたっては、下記を把握しておいていただければ十分かと思う。
・初代ガンダムに登場するメカ(割とマイナーなものを含む)の3DCGモデル及びそれをいじれるソフト(Mac/Windows)
・ソフトは今でいうShade3D(3DCGソフト)をベースとしたもので、収録されている3DモデルはShade3Dで開くことができる

経緯

2014年、まだ学生の頃にこれを9000円も出して購入したが、データを読み込むことができなかった。
→バーチャルモデラー自体が1996年かそれ以前に発売されたもののため、購入時点で20年近く経過していることから、CDが劣化して読み込めないと思っていた。あるいはApple社のPCなら読み込めるのかもしれないと思いつつ、ずっと悔しい思いをしていた(持っているすべてのPCにおいて、「空のCD」と認識されていた)。
最近、Apple社のPC(Macbook Air 2017)を初めて入手したことをきっかけに、色々試してみた結果、ついにデータの読み込みに成功したため、手順などをまとめておきたいと思う。

結論

データを読み込めなかった原因は、古いAppleの標準ファイルシステム「HFS」というものでデータが書き込まれていたことだった(自分でもなぜ解決したかわからない、自己解決できたあの日の俺はスゴイ)。

ということで、早速データサルベージの手順を示す。

  • HFSExplorer」をダウンロードする。
  • CDを挿入した後ソフトを実行し、「Load file system from device…」を選び、CDドライブを選択する。
  • Detected Deviceからデータがありそうなところを選び(全部試した結果、今回のCDは「CdRom2」を選ぶとよいことが分かった)、Loadボタンを押す。
  • 読み込むパーティションを選び、OKを押す。今回は「”TOAST 2.5 Partition” (Apple_HF…」を選ぶとうまくいった。
  • すると、CDに記録されたファイルなどが表示される。この時、文字化けしていたら、画面右上のEncodingで「Mac_Japanese…」などを選んで適切な文字が表示されたらOK。後はExtractボタンを押すなどしてデータを抽出すればよい。

以上の手順で抽出したファイルの中から、3Dモデルデータと思われるものの拡張子を「.shd」にすれば、適当なバージョンのShade3Dで開くことができるようになる。なお、一部のデータはShadeのバージョンによって開けたり開けなかったりする(ver.15では×、ver.6ではOKだった)。

おまけ1

ガンダムバーチャルモデラーのガンダムとザクの画像を以下に示す。

2003年頃、バーチャルモデラーと同様にShade用の3Dモデルデータがついた書籍「デジタルガンダム」というものが発売されている(ガンダム編とザク編の2冊)。この書籍は付録のモデルデータ(ガンダムやザク)のモデリング過程をほんのちょっぴり解説した薄い本であり、特にガンダム編はほとんどモデリングで参考になる部分は存在しない。ただ、添付されているモデルデータは中々できがよいので気に入っていた。もっとも、バーチャルモデラーの方がメカの種類も多いし、武装も多いし、ポーズもカッコいいので、中学生だった当時は「本当はバーチャルモデラーが欲しいが、2万円は手が出せない・・・」といった感じだった。

おまけ2

サルベージできたデータは下記の54種。

Fザク1
Fザク2
Fザク3
Jザク1
Jザク2
アッガイ
アッザム
エルメス
ガウ
ガンキャノン
ガンタンク
ガンダム
ガンペリー
ギャロップ
ギャン
グフ
グラブロ
グワジン
ゲルググシャア機
ゲルググ量産機
コアファイター
コアブースター
ゴッグ
サラミス
ザクレロ
ザンジバル
シャアザク
シャアムサイ
ジオング
ジム
ズゴックシャア機
ズゴック量産色
ゾック
ダブデ
チベ
ドダイYs
ドップ(ガルマ機)
ドップ
ドム
ドロス
パプア
パーフェクトジオング
ビグザム
ビグロ
ブラウ・ブロ
ホワイトベース(フルバージョン)
ホワイトベース軽量版
ボール
マゼラアタック
マゼラン
マッドアングラー
ムサイ
リックドム
旧ザク

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